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ケニーギャレット at ビルボードライブ大阪 1stステージ 

1stステージは仕事で遅れる可能性もあったのでカジュアルシートを予約していました。
幸い定時で終われたので開演の少し前には会場入りすることができました。

今回のライブで楽しみにしていたのは、やはりエレクトリックベースとオルガンという今までのアコースティックなサックスカルテットとは違う編成でした。
YouTubeには来日する少し前のタイやスペインでのライブ模様が投稿されており、聴いたことのない曲も見られたので、期待しつつビールで喉を鳴らしていると程なくステージに現れるバンドメンバー達。ちなみにメンバーは全員黒人でした。

ラマーがかなり若い感じで「子供みたいだなぁ」と思いながら見ていると、そのドラマーがいきなりビートを刻み始めました。なんとドラムンベースのような細かい16ビート!
そのビートに絡まるエレクトリックベース。
そしてリズム隊に被さるのは「みゅわ~ん」というスペイシーなシンセ。
うーん、そうきたか。
で肝心のケニー御大のサックスから飛び出てきたのはエフェクターでオクターブをかました音色!
ぶっ飛びまくってます!凄ぇ!!
後は止め処なく吹き荒れるインプヴィゼーションの嵐。
リズムは変われどもステージ上で繰り広げられているのはいつもと変わらないケニーギャレットの世界でした。
トリッキーなアウトフレーズに吼えまくるアルトサックス。
圧倒されてぽかーんとなっていたお客さんも多かったんじゃないでしょうか。

ケニーギャレットは以前からポップスやヒップホップ系のセッションにも参加したりと、わりとジャンルに縛られない活動をしてきましたが、その片鱗を垣間見た感じでした。
もはや彼の音楽を説明するのに既存のジャンルではカバーしきれないような気がします。
あえて言うなら「ケニーギャレット」というジャンルでしょうか。

そんな事を思いながらエンディングへと収束する1曲目。
そういや荒城の月のフレーズを吹くサービス(?)は今回も健在でした(笑)。

曲目はドラムとベースのアクセントが特徴的なファンクナンバー、「G.T.D.S.」。Simply Saidからの選曲です。この曲を演奏するとはまったくの予想外でしたが、Simply Saidに収録されているバージョンもピアノではなくオルガンだったので、今回の編成を考えるとこの選曲は妥当だったのかも知れません。
Simply Said版では割とクールな演奏に終止していたこの曲も、やっぱりライブでは数段激しさが増しますね。
ドラムは若いだけあって勢いがあるし、オルガンも曲調にどハマリだし、何よりファンクを吹くケニーギャレットのまあカッコイイことカッコイイこと!いや~たまりません。

曲目はG.T.D.S.と同じくSimply Saidから「Charlie Brown Goes To South Africa」。
これ、個人的に大好きな曲なので本当に感激でした。
タイトルどおりアフリカっぽいビートが心地よいナンバーです。
ケニーギャレットと言えばアグレッシブで激しい演奏を想像する奏者というイメージが先行しがちですが、この曲でのケニーは比較的メロディアスなフレーズを吹いており、彼のオールラウンダーっ振りを遺憾なく発揮してました。
途中オルガンとサックスのデュオになる場面があったのですが、歌い上げるサックスとそれに絡む情熱的なオルガンが非常に美しく、思わず涙腺が緩んだほどでした。

曲目、ソプラノサックスに持ち替えたケニーギャレットが吹き始めたのはなんと「Black Hope」!
1992年のアルバムBlack Hopeからの選曲です。そう言えばこの曲もオリジナルはエレベが弾いてたっけなあ。
箸休め的なポジションで、ほぼテーマだけというシンプルな構成でした。

曲目は新曲なのか聴いたことのない曲でした。
ブルージーなオルガンの独奏から始まり、マイナーブルース進行っぽいテーマが出てきて、さらに別のパターンに展開していくといった感じだったような(うろ覚え)。
バックテーマは比較的シンプルなメロディーをリフレインさせ、それが徐々に増幅していくというボレロのような展開が熱かったです。
ちなみにケニー御大はほとんどキーボードを弾いておられました。

曲目はStandard Of Languageから「Native Tongue」。
口ずさみやすいメロディーを持つ綺麗な曲です。
しかし綺麗な曲に似合わずエンディングはフラジオ音域を吹きまくるこれでもかというぐらい激しい終わり方でした。このあたりが何ともケニーギャレットらしいです。

1stステージは以上6曲。演奏終了後しばらく拍手が鳴り止みませんでしたが残念ながらアンコールはなし。
演奏内容は密度の濃い~ものでよかったですが、PAとの連携がうまく行っていない箇所がいくつかあり、サックスの音が聞こえにくい場面があったのが悔やまれる点でした。

ケニーギャレットも年齢的に中堅から大御所にさしかかろうかとしていますが、常に新しいことに挑戦し続けるそのミュージシャンシップには感銘を受けます。このあたりはマイルス譲りでしょうか。


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